現在(令和3年1月10日より)、新型コロナウイルス感染拡大のため、通院の付き添い・入院中の面会・立ち会い出産は原則お断りさせていただいています。ご不明な点はお問い合わせ下さい。
現在(令和3年1月10日より)、新型コロナウイルス感染拡大のため、通院の付き添い・入院中の面会・立ち会い出産は原則お断りさせていただいています。ご不明な点はお問い合わせ下さい。
妊婦健診から分娩まで対応しています。妊婦健診時には4D超音波を使用します。赤ちゃんの様子がより立体的に見ることができます。また、健診時の動画はご自身のスマートフォン等にダウンロードすることができます。助産師や管理栄養士による個別相談も応じますので、気になる点はお聞き下さい。
また、万が一の異常も早期発見できるよう、各種検査も充実させています。羊水検査や無痛分娩も実施しておりますので、ご希望の方は、診察時にご相談下さい。
当院では茨城県の規定にそって以下のように検査を施行することになります。県によっては自己負担額が異なりますのでご注意下さい。また、保険診療が発生した場合は、負担額が異なりますので、ご了承下さい。
なお、基本的な健康診査(問診、尿検査、血圧、子宮底長、腹囲、浮腫、体重 等)と超音波検査は毎回行います。
公費の用紙 | 妊娠週数 | 基本検査以外の健診内容 | 備考 | 自己負担額 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 8週頃 | ・血液検査 ・子宮頸がん検査(細胞診) |
茨城県 6000円 栃木県 2350円 |
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第2回 | 12週頃 | ・乳房超音波検査 ・初期栄養相談 |
多少お時間をいただきます。 | 3000円 |
第3回 | 16週頃 | 1500円 | ||
第4回 | 20週頃 | ・血液検査 ・心電図 |
茨城県 2500円 栃木県 6000円 |
|
第5回 | 24週頃 | 1500円 | ||
第6回 | 26週頃 | ・糖負荷血糖検査 ・血液検査 |
糖負荷血糖検査は1時間かかります。午前・午後とも早めの時間にご予約下さい。 | 茨城県 3000円 栃木県 4000円 |
第7回 | 28週頃 | 1500円 | ||
第8回 | 30週頃 | ・クラジミア検査 | 茨城県 400円 栃木県 0円 |
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第9回 | 32週頃 | 1500円 | ||
第10回 | 34週頃 | ・B群溶連菌検査 ・血液検査 |
茨城県 500円 栃木県 3500円 |
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第11回 | 36週頃 | ・胎児心拍モニター | 多少、お時間を頂く場合もございます。 | 茨城県 2500円 栃木県 500円 |
第12回 | 37週頃 | 茨城県 0円 栃木県 1500円 |
||
第13回 | 38週頃 | 1500円 | ||
第14回 | 39週頃 | ・胎児心拍モニター | 多少、お時間を頂く場合もございます。 | 2500円 |
当院では健診時毎回、胎児超音波検査を施工しております。
もし胎児の異常が疑われた場合、本人への告知を原則としておりますが、告知を希望されない方は、前もってお知らせ下さい。
妊娠中につわり、出血、下腹痛などで仕事を休業する場合には、必ず診察を受けて下さい。受診せずに休業した場合、後からでは診断書を出せないことがありますのでご了承下さい。
初産の方はなるべくたんぽぽ外来を受診しましょう。超音波検査や授乳・乳房ケアなどの研修を受けた助産師および看護師による妊婦健診です。母乳や育児のことなど、色々な悩みやご希望を伺いながら行います。
※当院では健診時毎回、胎児超音波検査を施行しております。もし胎児の異常が疑われた場合、本人への告知を原則しておりますが、告知を希望されない方は、前もってお知らせ下さい。
一般的に胎児がダウン症である確率はお母さんの年齢が上がると共に上昇してきます。20代のお母さん達の間では1000〜2000人に1人の確率でダウン症の子が生まれてきますが、お母さんが35歳になると300人に1人までに上がってきます。
この検査は妊娠15〜17週頃にお母さんの血液(約5cc)を採血し、その中の化学物質(a-フェトプロテイン、ヒト絨毛膜性ゴナドトロピン、非抱合型エストリオールなど)を測定することにより、胎児のダウン症や脳・脊髄の形成異常等の確率を推定する検査です。
この検査ではあくまでも確率を判定するものであり、断定的な結果が出るわけではありません。お母さんの年齢が高いほど陽性になる確率が高くなりますが、たとえ確率が低くても胎児がダウン症である可能性も少なからず残っています。確率が高い場合は、次の検査(羊水検査)へすすむ場合があります。
妊娠16〜18週頃に超音波での胎児の位置を確認し、安全な部位に針を刺し羊水を20cc程採取します。羊水中の細胞を培養して染色体の異常を調べる検査です。
羊水を検査すればほぼ確実に染色体異常の有無がわかります。
しかしこの検査でわかるのは染色体の異常だけですので、奇形など全ての異常を発見できるわけではありません。また、結果が出るまでには3週間程かかり、検査の際には子宮に針を刺すので0.3%前後の頻度で流産や感染が起こる可能性があります。検査後は感染・子宮収縮予防の為に薬を内服していただきます。
胎児に染色体異常がみつかった場合について、検査を受ける前に御夫婦と担当医の間で十分に話し合われることをお勧めします。
母体血清マーカーという検査は、全ての妊婦さんを対象に検査をすることも意味があるのですが、費用が2万円程度かかります。年齢が若くても、家系にダウン症や染色体異常のお子様がいたり、初期の超音波検査で何か疑わしいがある場合に検査をお勧めしています。また、高年齢(35歳以上)のお母さん方にはどうしてもダウン症が心配ならば最初から羊水検査をするのも一つですし、次のNIPT検査をするのもよいかもしれません。少し心配という程度の不安であれば、まず母体血清マーカー検査を行なって確率が高い場合には羊水検査を、低い場合には経過観察とういう風に考えてもいいかもしれません。もし理解しにくいことや不明な点がある場合は担当医にご相談下さい。
当院は日本医学会(出生前検査認証制度等運営委員会)の認証を受け、母体血を用いた新型出生前検査(NIPT;非侵襲的出生前検査)を2022年10月より開始しました。
在籍する臨床遺伝専門医・産婦人科遺伝診療学会認定医(周産期資格)を持った医師により、出生前検査及び結果説明を行い、ご夫婦に寄り添った遺伝カウンセリングを行なっております。希望される方には、岩手医科大学臨床遺伝科の医師及び遺伝カウンセラーとのオンライン面談もご案内します。
検査内容:21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーのみが対象となり、その他の疾患や性別の診断などを行うことはできません。
検査説明:ご夫婦で当院に来院いただき、担当医より説明を行います。(事前に電話予約をお願い致します。)
その後、出生前検査動画をご夫婦で供覧していただき、ご理解ご了承頂いたご夫婦にNIPTを行います。
検査時期:妊娠11週0日~妊娠14週6日まで
検査日程:月・火・水・金の午前のみとなります。(注:休日の前日は行うことができません。)
※NIPTをご希望の方、ご相談したい方は、外来担当医へご相談ください。
注:遺伝カウンセリング料金は1万円です。NIPTを行った方には追加の料金はございません。(NIPT料金に遺伝カウンセリング料金が含まれます。)
妊娠中つわり、出血、下腹痛などで仕事を休業する場合には、必ず診察を受けて下さい。受診せずに休業した場合、後からでは診断書をだせないことがありますのでご了承下さい。
現在(令和3年1月10日より)、新型コロナウイルス感染拡大のため、通院の付き添い・入院中の面会・立ち会い出産は原則お断りさせていただいています。ご不明な点はお問い合わせ下さい。
※ドライヤーは貸し出しもしております。
必ずお電話でご連絡下さい。入院の場合は昼夜に関わらずおいで下さい。
夜間にご入院の際には正面玄関右側のインターホンでお知らせ下さい
現在(令和3年1月10日より)、新型コロナウイルス感染拡大のため、通院の付き添い・入院中の面会・立ち会い出産は原則お断りさせていただいています。ご不明な点はお問い合わせ下さい。
当院では、硬膜外麻酔という方法で無痛分娩を行います。
背中から針を刺して硬膜外腔という部分にチューブを挿入し麻酔薬を注入します。下半身が痺れて感覚が鈍くなりますが、それに伴って陣痛の痛みが和らぎ、筋肉もリラックスするので分娩の進行がスムーズになります。麻酔薬を全身に投与するわけではないので、お母さんが眠くなったり、ボーっとしたりすることもありません。赤ちゃんへの影響も心配いりません。陣痛が弱くなる場合もあり、必要に応じて陣痛促進剤を使用します。
無痛分娩はご希望の方に行いますが、既往症などにより対応できない場合もあります。原則、計画分娩ですが、自然陣発の場合でも可能な限り対応します。
麻酔薬の影響で陣痛が弱くなり、分娩の進行が遅れることがあります。これに対して陣痛促進剤の使用や吸引娩出術(赤ちゃんの頭にカップを装着して引っ張る)が必要となることがあります。
その他、頭痛、神経障害や排尿障害、重症なものでは感染や血腫(チューブを通じての細菌感染や出血による神経圧迫)、局所麻酔薬中毒や全脊椎麻酔による呼吸障害などのリスクがありますが、そのようなことが生じないよう努めております。
当院ではJALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)カテゴリー講習を受講した医師およびスタッフにより院内マニュアルを作成し、安全な無痛分娩の管理を行っております。急変時には母児の救急蘇生トレーニング(NCPRやJ-CIMELS)を受けた医師およびスタッフが適切な蘇生や薬剤の投与を行います。
2019年 | 2020年 | |
---|---|---|
院内分娩数 | 568 | 563 |
無痛分娩 | 53 | 75 |
※当院は日本産婦人科医会が主導する「日本産婦人科医会偶発事例報告」および「妊産婦死亡報告事業」へ参画し、より安全な産婦人科診療の実践に努めております。
立会い出産も可能な限りお勧めしています。
ご夫婦で陣痛を乗り越え、赤ちゃんに会える感動の瞬間をおふたりで共有し、よりいっそう絆を深める機会となるよう望んでいます。ご主人以外にもお母様もというご希望がある場合にはその都度相談に応じます。
帝王切開分娩も立会いは可能です。ご主人の支えにより、安心して手術を受けられます。
分娩進行中の赤ちゃんの様子を持続的に観察します。
赤ちゃんの安全を守る為に大切な検査です。
出産後は通常2日目より母児同室を行っております。母子が一緒にいることは赤ちゃんに安心感をもたらします。入院中に育児に慣れていくためにも是非母児同室をお勧めします。
病室ではスタッフが育児のお手伝いをいたします。
また体調が悪かったり、疲労が強いときはいつでも新生児室で赤ちゃんをお預かりしますのでご安心下さい。
母乳には赤ちゃんに必要な栄養素、免疫機能があります。お母さんにとっては、乳首を赤ちゃんに直接吸われる刺激で子宮の回復が良くなる上、産後のダイエット効果も期待できます。
当院でも赤ちゃんとお母さんのために母乳栄養をお勧めしています。そのために早期授乳や乳房マッサージなどもおこなっています。なお、母乳栄養を希望される妊婦さんに対しては、産後スムーズに母乳栄養が確立出来るように妊娠中からのお手入れが必要です。
また母乳の出がゆっくりな時、病気や様々な事情で母乳を与えられない時などは、一人ひとりにあった混合・人工栄養での育児を一緒に探していきましょう。
母乳栄養を中心としてそれぞれのお母さんと赤ちゃんに一番合った授乳方法を選び、無理なく続けていけるよう、丁寧に指導します。
また退院後の育児指導として、お父さんも含めた集団及び個別による沐浴指導を行っております。
新生児の1000人に1~2人は生まれながらに聴覚に障害があると言われています。聴覚障害は早期に発見し、対応することで高い治療効果があります。
そのため、当院では入院中に新生児の聴覚スクリーニング検査を行っています。入院時または出産後、看護スタッフにお申込下さい。
入院中のお食事は、妊婦さん・お母さんにとって、とても大切な要素と考えております。専任の栄養士と調理スタッフが妊娠中・産後の体を考え、バランスよく、心のこもった美味しい食事をご用意しております。またお祝い膳では皆様のお好みのメニューを選んでいただいております。
どうぞ、お楽しみ下さい。
2015 ひなまつり御膳
2015 七夕御膳
2015 ハロウィンディナー
感染予防のため、ご家族の付き添いは1人のみとさせていただいています。清潔エリアとして区別しているため、付き添いの方は予防衣とスリッパを履いていただきます。
普通分娩の場合、分娩の翌日より入浴可です。7:00~16:00の間で入れますので、ナースに空き状況をご確認下さい。シャンプー・リンス・ボディーソープは置いてあります。
自動販売機の奥に2ヶ所あります。乾燥機もついておりますので、ご自由にお使い下さい。洗剤もあります。
電子レンジが置いてありますのでご自由にお使い下さい。
リモコンで高さや背もたれの角度を調節してお使い下さい
付き添いの方がお泊まりになる場合はベッドとしてご利用いただけます。シーツの貸し出しもしています。
冷蔵庫、テレビ、DVD、セーフティボックスなどはご自由にお使い下さい。洗面台には浄水専用の蛇口もございます。
入院中にも産後のアロママッサージが受けられます(有料)。
助産師・看護師によるアロマオイルをたっぷり使って行う癒しのトリートメントです。アロマオイルの香りに包まれながらストレスをケアします。リラックス系・リフレッシュ系などの中から、お好きな香りを選べます。
上肢・デコルテコース フットバス10分+40分 | 4,000円 |
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下肢コース フットバス10分+30分 | 3,000円 |
現在(令和3年1月10日より)、新型コロナウイルス感染拡大のため、通院の付き添い・入院中の面会・立ち会い出産は原則お断りさせていただいています。ご不明な点はお問い合わせ下さい。
妊娠の初期に風疹に罹ってしまうと風疹のウイルスが胎児に悪影響を及ぼして、赤ちゃんに心奇形、白内障、難聴といった症状を起こすことがあります。この状態を先天性風疹症候群といいます。ただし、妊娠初期に風疹に罹った場合に100%の確率で先天性風疹症候群になる訳ではありません。明らかに風疹の症状のお母さんに認められた場合でも先天性風疹症候群の発生率は妊娠1ヶ月で50%以上、2ヶ月で35%、3ヶ月で18%、4ヶ月で8%と言われています。風疹に罹る時期が早ければ早いほど発生率が高いと言えます。一方で妊娠6ヶ月以降の感染ではほとんど心配はないと考えられています。また、お母さんに明らかな風疹に症状がみられなくても風疹ウイルスが感染してしまうことがあり、その場合も胎児が先天性風疹症候群になってしまう可能性があります。
妊婦さんが子供の頃すでに風疹に罹ったことがある場合や、ワクチン接種をしていて風疹に対して十分な免疫がある場合には先天性風疹症候群の心配はありません。しかし、最近は風疹に対して十分な免疫を持っていない女性がかなり多くなっています。
先天性風疹症候群を回避するためには、以下の点に留意するとよいと思われます。
妊婦さんが風疹に対して免疫力をもっているかどうかは妊娠初期の公費負担の血液検査で調べることができます。その結果、免疫力が確認できれば先天性風疹症候群を心配することはありません。
血液検査で風疹に対して免疫力が無い、弱いと言う結果が出た場合には妊娠5ヶ月を過ぎるまで本格的な注意が必要です。その時は同居の家族、特にご主人やお子様にワクチン接種をすることも必要になることがあるので医師と相談して下さい。
2018年5月現在、麻疹(はしか)にかかったことのない方、予防接種を2回していない方など、28歳以上の大人の方の間で麻疹が流行しています。
妊娠中に麻疹にかかると一般的に重症化することが知られており、流死産・早産の頻度が上昇するとの報告があります。
また、胎児奇形を起こすことはないとされていますが、胎児の発育異常、羊水量の異常、新生児麻疹などをきたすおそれがあるとされています。