遠藤産婦人科医院

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不妊治療

不妊症とは

妊婦を望み、1年以上夫婦生活を営んでも妊娠しない場合を不妊症と呼びます。避妊をしなければ1年以内に約80%の方が妊娠すると言われています。また、女性は年齢を重ねると徐々に妊娠が難しくなってきます。
30代後半位から卵子の質は落ちてしまい、妊娠率の低下や流産率の上昇につながってしまうのです。

自分の体を知るためにも積極的に検査を受けてみましょう

不妊症とは・・・?

妊娠を望み、通常の夫婦生活を1年以上営んでも妊娠しない場合を不妊症と定義します。
現在6組のうち1組のカップルが不妊症であると言われています。

不妊症の原因

  • 男性因子精子が少ない、精子の動きが少ない、奇形精子が多い、ED(勃起障害)
  • 排卵障害ホルモンがうまく働かない、LUF(黄体化非破裂卵胞)、PCO(多嚢胞性卵巣)
  • 卵管因子卵管閉鎖、卵管水腫、癒着
  • 頸管因子子宮頸管粘液の量が不十分、抗精子抗体
  • 子宮因子子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮奇形、黄体機能不全(子宮内膜が厚くならない)
  • 子宮内膜症チョコレート嚢腫、子宮腺筋症、卵管周囲の癒着

検査/治療

一般不妊検査

基礎体温表

初診時または随時
  • 問診…年齢や月経、既往症、不妊期間についてチェック
  • 内診
  • 基礎体温卵巣の働きやホルモンの様子をチェック
  • 子宮膣部細胞診…子宮がんの有無
  • 血液検査
  • 超音波検査
  • 精液検査…精液中の精子濃度、運動率、奇形率のチェック
低温期
  • 子宮卵管造影…子宮の形や卵管の通過性、周囲の癒着の有無
  • 超音波…卵胞の発育状態
  • 血液検査
排卵期
  • 頸管粘液検査…子宮頸管粘液の量や状態の確認
  • フーナーテスト…性交後の頸管粘液中の精子数、運動率の確認
  • 超音波…排卵時期の推測
  • 尿検査…排卵を促すLHをチェック、排卵時期の推測
高温期
  • 血液検査…卵胞ホルモン、黄体ホルモンをチェック
  • 超音波…排卵の有無、子宮内膜の厚さをチェック

不妊治療法

不妊治療法

タイミング法
超音波検査、尿検査、頸管粘液検査、基礎体温表などから総合的に排卵のタイミングを計り、妊娠しやすい時期を見つけて指導します。
排卵誘発
内服薬や注射により卵子を育てたり、排卵を促す注射をしたりして妊娠の可能性を高めます。
手術療法
着床障害になる子宮内膜ポリープや子宮筋腫を除去する手術、卵管通過障害に対する卵管形成術などがあります。
人工授精(AIH)
ご自宅にて精液を容器に採取していただき、それを洗浄した後に子宮内に注入します。
体外受精・顕微授精
卵子を体外に取り出し、精子と受精させて数日後に子宮の中に戻す方法です。

体外受精

体外受精とは、卵子を体の中から取り出して、精子と受精をさせてから子宮の中に戻す方法です。卵管の通過障害の方や、男性因子の方、人工授精でもなかなか妊娠に至らない方の為の治療法です。
体外受精をご希望の方、又は検討中の方は、治療内容をよく理解していただくために事前に説明の時間を頂きます。

当院は不妊治療費助成事業指定医療機関です。一定の要件を満たしている方は、費用の助成が受けられます。

卵巣刺激

月経3日目ごろより、hMGという性腺刺激ホルモンを毎日注射により投与し複数の卵子を育てます。1週間ほどで卵子が成熟してきますので、最終的な成熟を促す為にhCGという注射を打ちます。
採卵前の排卵を防ぐ為にGnRHアゴニストという点鼻薬を事前に使用したり、GnRHアンタゴニストという注射薬を採卵前に使うことがあります。

採卵

hCG投与から34時間後に経膣的に卵巣を穿刺し、卵子を採取します。麻酔をかけての処置となります。半日ほどで帰宅となりますので、特に入院の必要はありません。
なお、精液は当日自宅にて採取していただきます。

体外受精/顕微授精

体外受精

体外受精

採れた卵子と洗浄した精子を同じシャーレの中に入れ、受精を促します。この場合、精子は自分の力で卵子の所まで泳ぎ受精することになります。

顕微授精

顕微授精

通常の体外受精でもなかなか受精卵が得られない場合(精子の数が少なかったり、運動性が低い場合など)は顕微授精の適応となります。
1個の精子を細いガラスの針で卵子の細胞質内に直接注入します。

体外受精(顕微授精)の翌日に受精の確認を行います。

胚移植 受精卵の写真

受精卵の写真

採卵2日後(または3日後)に良好受精卵(胚)を1~2個、子宮内に戻します。
チューブに胚を入れて子宮の入り口から挿入しますので痛みはほとんどありません。

黄体管理

採卵後は注射(hCGまたは黄体ホルモン)をして、子宮内膜の環境を着床しやすい状態に整えます。胚移植後約2週間で妊娠の判定を行います。

受精卵の凍結

受精卵が数多く出来た場合には、凍結保存をすることができます。凍結することにより、多胎の防止・採卵回数の減少・副作用の予防というメリットがあります。

体外受精の副作用

hMG-hCGによる排卵誘発に伴い、卵巣腫大、腹水、時に胸水を認めるような症状が現れることがあります。これを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と呼びます。症状が重い場合には血栓症などが起こる可能性がありますので、そちらの治療を行っていきます。卵子がたくさん採れた方はOHSSのリスクが高いので、受精卵を全て凍結し、次周期以降に胚移植を行うこともあります。
また、複数の受精卵を子宮に戻した場合には、多胎になる確率が高くなります。移植する受精卵の数が重要になりますので、受精卵の状態や今までの経過、年齢等を考慮して移植数を決定していきます。